昔ながらのこだわり製法
「圧搾搾油法」
伊集院製油では、圧搾搾油機と煉瓦窯、ろ過機を使う昔ながらの圧搾搾油法で油をつくっています。
時間と手間をかけ、ひとつひとつの工程を丁寧に。
それが、伊集院製油の美味しさの秘訣です。
― 油の出来を左右する釜炒り
香味をつけるためにとても重要な「釜炒り」。
原料そのものや天候の違いによって、
炒り加減を調整する必要があります。
色を見て、音を聞き、香りを嗅ぎ、
納得のいく炒り加減になるまで
五感を研ぎ澄ませじっくりと焙煎していきます。
― 創業当初から続く圧搾搾り
創業から七十年以上続く、
圧搾搾油機を使う製法で油を搾っていきます。
釜炒りして油を搾る日は、
製油場全体が香ばしい香りに包まれます。
搾り具合をみながら、圧力の加減を調整。
搾るときにでる油かすも、
肥料としてまた新たな作物づくりに活かされています。
― 自然の力で不純物を取り除く
搾った油に塩湯を加え撹拌することで、
油より比重の重い水と一緒に
菜種かすなどの不純物が沈殿します。
一週間かけゆっくりゆっくり、
油分と水分が分離するのを待ち、
美味しさの詰まった上澄みの油だけを取り出します。
― 煉瓦窯で薪火炊き仕上げ
煉瓦窯の薪火で五時間程ゆっくりと炊き、
残った水分を飛ばしていきます。
薪火にこだわるのは、
「ゆっくり温め、ゆっくり冷ます」ができるから。
油に負担をかけないためにも、
この微妙な温度管理がとっても大切なんです。
これも伊集院製油の美味しさの秘密です。
― 伝統工芸品「蒲生和紙」でろ過
三百年以上の歴史をもつ高級手漉き和紙「蒲生和紙」。
鹿児島が誇る伝統工芸品のひとつでもあります。
蒲生和紙は、原料であるカジノキの繊維が
絡み合うことで油を綺麗にろ過してくれます。
そのため、純度の高い油に仕上がります。
黄金色に輝く香り高い油の完成です。
― 納得のいく油だけをお客様に
伊集院製油では必ず、完成した油を試食し、
香りと味わいを確認します。
納得のいく油だけをお客様に届けたいからです。
時間と手間を惜しまず、
原料と製法にとことんこだわった油。
素材そのままを活かした油本来の深い香りと味わいを、
どうぞお楽しみください。